20090113



 日曜日に池袋のシネマ・ロサにて『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』を観てきたので、その感想を。


注)ネタバレありますまだ観てない方はうまく読み飛ばしてね。


 もともとコミック原作なんですが、映画はオリジナルの脚本だそうです。監督は、『ブレイド』や『パンズ・ラビリンス』でおなじみのギレルモ・デル・トロ監督。超オタクな監督としても有名ですね。この映画のキャンペーンで来日し、秋葉原で10万円分のフィギュアなどを買いあさったとか。

宮崎駿のファンというだけあって、作品の中でもちょいちょい影響を受けている部分が出てきます。森の精霊は完全に『もののけ姫』。不滅の軍団ゴールデンアーミーは『ラピュタ』のロボット兵。ラストのヌアダ王子とヘルボーイの対決シーンは、『カリオストロの城』の時計台でのルパン対カリオストロ伯爵そのもの。歯車がぐるぐる〜。

他にも、レイ・ハリーハウゼン的な部分(巨人の石道)もあって、思わずニヤリとしてしまう。

あとは、とにかく、クリーチャーのデザインが秀逸。特に最後にちょこっとしか出てないけど、「死の天使」がめちゃかっこいい。もうちょっと観たかったなー。

 ストーリーも前回より面白かった。ヘルボーイとリズ、エイブとヌアラ王女の二組の恋の行方が見どころ。女心の分からないヘルボーイとエイブが二人でビールを飲みながら、バリー・マニロウの「Can't Smile Without You」を歌うシーンなどは最高におかしかったー。

 アクションシーンも多く、コミック原作なんだけど、テーマ的には実に考えさせられることが多い。心に大きな穴が開いていて、とどまることのない欲望を持つ人間。自然は際限なく破壊されていく。貴重な動物もどんどん絶滅していく。そりゃー、ヌアダ王子じゃなくたって怒りますよ。

ただのアメコミ映画と思わずに、ぜひ観てみてくださいまし。

リズ役のセルマ・ブレアが格好良かったな。

ちなみに、ギレルモ監督の次回作は、あの『ホビットの冒険』。『指輪物語』の前のお話ですね。製作総指揮はピーター・ジャクソン。何があっても絶対に観ます。その前に、原作を読んどかんとな。
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